毎年11月の第3木曜日午前0時に販売が解禁される、フランスボージョレ地方で収穫されるガメイ種の新酒ワインを指します。1800年代からデイリーワインとしてボージョレ周辺の地元住民を中心に楽しまれてきました。もともとは、その年に収穫されたブドウが良質であるかどうかを確認するためのもので、いわゆる「地酒」であったワインがフランス政府により公式に解禁日が決定され、技術の発展に伴い世界的に広まるようになりました。
現在の解禁日は毎年11月の第3木曜日です。しかし、一番最初の解禁日は11月11日だったということ。収穫の時期とフランスの「聖人の日」であった11日に設定されました。ところが11日の聖人の日が無名戦士の日に変更されてしまったため、他の聖人の日にしようということで、今度は15日が解禁日に。ただ今度は毎年日付を決めてしまいますと、解禁日の平日と休日の年のワインの売れ行きに差が生まれてしまい、仕込みが困難となったため、最終的に現在の形、11月の第3木曜日を解禁日として設定されました。
ボジョレーヌーボに使われるぶどうは「その年に収穫されたガメイ種のブドウ100%」であることが義務付けられています。ガメイ種は赤ワインを作るための品種なので「ロゼ」もありますが、作られているのはほとんど「赤」というのが一般的です。
フレッシュさが魅力のボージョレ・ヌーボーは、少し冷やしたほうがすっきりとしたテイストでお楽しみただけます。 通常ワインは、冷やしすぎるとタンニンによる渋みが強調され、飲みにくくなってしまいがちですが、 ボジョレー・ヌーボーは基本的にもともと渋みがひかえめなため、少し冷やしたほうが、 すっきりとした清涼感が際立ちます。冷蔵庫で1時間ほど冷やして、お料理とともに気軽にお楽しみください。 早飲みタイプのワインなので、購入後はなるべく早いうちに楽しんでいただくのがベストです。